スケート靴

tsukinohara2005-03-14


それは東京遠征最終日のことでした。
前日も夜遅く帰りついたために、
泊めていただいている貴志えりさん宅でのんびり起きてのんびりしていたのです。
そこに1通のメールが届きました。差出人は伊勢谷小枝子さん。
 
伊勢谷さんの飛行機の時間の関係上、ゆっくりはできないけれど
これから急げばちょっとはお会いできる時間。
せっかくだから伊勢谷さんと貴志えりさんと私の3人で会いたいよねー。
(それぞれ単独で伊勢谷さんに会っているのだけど、セットで会ったことはない)
というわけで、えりさんと超特急で出かける準備開始!
 
ばたばたしつつ何とか準備完了。この分なら間に合うはず。
さぁ出発だー!!
……と、ブーツを履こうとしたところ。
私のロングブーツの左足のファスナーが壊れました。
つまみ部分が本体の片側から外れてしまったのですね。
つまり、ファスナーのくせに閉じることができず、開きっぱなし。
ちょっと待ってよー旅先でこれは非常に困るんですけど!!
ほとんど泣きそうになりつつ修復を試みるも、不可能。
えりさんにも格闘してもらったけど、無理でした。
でも早くしないと伊勢谷さんが北の大地に飛び立ってしまいます。
応急処置として、とりあえずサテンリボン(スカートの付属品)で縛って出発。
 
しかし、サテンって、つるつるしてすべるんです。
歩いて5分ほどで無残にも結び目が崩壊。
これはどうすればーーーと道端で苦悩(笑)。
はたと思いついて、携帯していたヘアゴムを足にはめてみました。
こう(上の写真)なりました。
 
多少がばがばするけれど、歩くのに支障はない感じ。
とりあえずこのまま最寄の修理屋さんへ急ぐ。
修理できますか!?と聞くと
「あー、履いてる靴は無理ですね。お預かりしないと」……。
覚悟を決めて、ヘアゴムでくくったまま浜松町へ急ぎました。
 
途中で伊勢谷さんにこの窮状をメールで訴えたところ
なんとも素敵な返信をいただきました。
素晴らしすぎます。
 
浜松町で伊勢谷さんと無事合流。
(あんまり時間がないのに余計にわたわたしてしまってごめんなさい)
開口一番「ブーツは!?」と聞かれました(笑)。
「こんなんですよー(泣)」と見せたところ
「スケート靴みたいだ」と言われました(笑)。
(解説:スケート靴の靴紐は長いので、余った部分を足にぐるぐる巻く)
ついでに「スケート靴みたいだって伊勢谷さんに言われたって書いて」
とも伊勢谷さんにしっかり言われました(笑)。
 
合流後、さきほどの伊勢谷さんの返信メール
「安全ピンでパンクスタイル。」
を実行すべく、安全ピンを探す旅に出る一行。
しかし見つからない。頼りにしてたのにソ○プラ。
ここで伊勢谷さんとお別れー。
結局安全ピン探しにつき合わせてしまっただけでは……?(汗)
ごめんなさーいっ。
 
とりあえず安全ピン探しは中断して、えりさんとお昼ごはん。
パニーニに大苦戦(苦笑)。
(どうでもいいけど、パニーニという言い方は定着したのかな。
 パニーニは複数形で、単数形はパニーノなんですけど)
 
第2ターミナルビルから第1ターミナルビルに移動する際
途中で発見したコンビニでついに安全ピン発見!
わーい。これでパンクスタイルができるー。
いそいそと購入。

その後、おみやげなどを大量購入して、搭乗口前の椅子で格闘。
……うまくできないんですけどーーー。
パンクへの道のりは遠い。
結局えりさんにお手伝いしていただきました。多謝☆
で、こうなりました↓