国語便覧。

高校時代に使った国語便覧をお持ちでしょうか。
私はまだ持っています。(今読むと面白い)
ちなみに、私の手元にあるのは「改訂新版 新総合国語便覧」(第一学習社)です。
(10年前に買ったもの)
 
 
ふと思いついて、短歌がどのように扱われているか見てみました。
俳句と合わせて1ページの扱いです…。
斎藤茂吉の歌と石川啄木の歌が取り上げられています。
 
「短歌読解の技法」が書かれています。
なんというか、うーん。
こんな授業をするから短歌の魅力が伝わらないんだよ!! と思いました。
 
 
区切れについての部分に、ちょっと笑いました。
「二句切れ・四句切れは五七調でゆったりとした格調」だそうです。
見てみましょう。
 
 いちばんにならなきゃダメだ 今回の採用予定枠は一名 (月原真幸)
 
 欲しいのは嘘発見器 絶対にばれない技を身につけるため(月原真幸)
 
ゆったりどころか、切羽詰まってますねー(笑)。
 
 
 
「初句切れ・三句切れは七五調で、流れるような感じ」だそうです。
 
 神様に宣戦布告いたします「あなたの言いなりにはなりません」(月原真幸)
 
 フリスクを二粒口に放り込む 二時間後には笑ってみせる(月原真幸)
 
流れるような感じ…?
 
 
まぁ、これは10年前の便覧なので、現在の記述がどうなのかはわかりませんが。
たぶん現代短歌ではなく、古典を読み解くための技法なのでしょう。
(引用した歌も歌だし。 というか、こんな歌しかない私って、ちょっとどうかと思う…)
古典にはそれなりのルールもあるし、今ほど自由じゃない。
それはわかってるけど、でも。
 
読解に技法なんて必要あるんですか、と思ってしまいます。
好きなように読んで、好きなように感じればいいと思う。
枠にはめるから嫌いになっちゃうんだよ。たぶん。
 
というわけで、私は好き勝手に(でも真面目に!!)
詠んだり読んだりします。これからも。
 
 
しばらく駄文を書いてなかったので、書いてみました。
でも企画倒れだったかも?
もっと面白いのを考えまーす。